当園は「あら川の桃」として有名な和歌山県は桃山町にあります。桃山町が桃で有名になった訳はいくつかあります。
少し、歴史をご紹介します。
桃山町の歴史
現在の「紀ノ川」のように治水が行き届いていないその昔は、大雨のたびに幾多の氾濫がありました。そのため「荒ぶる川」⇒「あら川」と呼ばれていました。その歴史のなか、現・桃山町界隈で紀ノ川の水路は大きくは3度変わったと言われています。
結果とし桃山町の土質は砂・小石を多く含んだ大変水はけの良い土となり、また寒暖の差がある気候もあり
桃の栽培に最適な土地柄となりました。現存する文献では天明2年(1782年)に初めて桃が植えられ、以後、230年ものあいだ桃が栽培されてきました。
桃には最高の土壌・最高の気候。しかし何よりも、先人たちの手間を惜しまない栽培方法、
品質改良へのたゆまぬ努力が今も引きつがれていることが質の高い桃を生み出す最大の秘訣です。
こだわり1
私たちは桃だけを作り続ける、桃専門の専業農家です。
桃に魅せられて、桃だけに特化した農家です。本当にこだわりぬき、美味しいものを
作ろうとするなら、いくら時間があっても足りないくらいです。他の作物をつくる
余裕などないものです。片手間では栽培できない、手間隙が掛かる果物です。
また当園では全国各地から新品種を取り寄せたり、新発見された台木等を研究し
ここ桃山町で栽培できる新しい品種を試験育成中です。(その数は現在18品種になります)
お客様に味見していただく日を楽しみにしています。
こだわり2
人にも環境にも優しい農業を目指します。
有機肥料(野山に降り積もる腐葉土・うさぎ等の糞・自家製チップ堆肥等)のみを使用し、病害虫の防除には
最小頻度の農薬しか使用していません。
目指したのは 「うさぎが元気にかけまわれる健全な畑」。
そのような活動が認められ2012年3月にエコファーマー(認定番号11103)に 認定されました。
誤解がないように申し上げますが、ラビっと桃園の桃は有機栽培(化学合成農薬<除草剤>・化学肥料などを使用しない栽培方法)ではないです。桃でも有機栽培はおそらく可能です。ですが、
有機栽培・自然栽培(放任栽培)等は作物の味が源生種(野生種)に戻ったり、硬くなったりしていくものです。
(それを自然の味、美味しいと感じるかどうかは好みの問題ですが)野菜と違い、桃は生食の嗜好品です。
「安全だけど味はイマイチ」は成り立たないと思います。
当園は最小頻度の農薬を使用・有機肥料栽培をしております。
「安全な上に美味しい」を目指し、こだわり続けていきます。